一応理系を名乗っている学部の修士論文発表を終えて考えた
2年間やった研究*1の発表を先日やった.
学部内の研究発表は学部4年生で既にやった*2んだけど,修士の発表となるとまた意味合いが違うと思う.
- 学部生の時はあくまで「先生(あるいは先輩)の実験の一部」をやったという立場であり,課題,目標,あるていどの方法があらかじめ与えられていた
- 修士になると自分で目的と課題を設定し,それに沿った研究計画を自分で立案する
- とりあえず言われたことをやってみて結果はこうだった,が許されるのは学部生まで
自分のやった方法や出てきた結論を自分の結論として把握できているかどうか=その人が充実した研究生活を送れたかどうか,じゃないか.
目的もそこそこに研究方法と結果だけ延々と語る発表や,時間の半分近くを使って背景と目的を説明して出てきた結果がごくわずかな発表は観ていていろいろ残念だな,と思った.
すくなくとも2年,3年と一つの課題に取り組んだのだから,それなりの厚みを感じさせる発表をしたいし聞きたい.
自分の修論発表は,
- 修論の内容のうち比較的重要な部分を3ヵ所くらい話の内容に入れ忘れてた
- 行動学の専門教官が一人もいないので案の定質問お通夜
- 質問テンプレート「品種はどうなの」「個体差どうなの」
- まさかの副査(実質の指導教官)に座長が質問振る
- 副査「えー,この研究結果についてはさんざん話しましたが〜」で始まる質問→2日前にディスカッションした内容
結論
- 内容が繋がってる実験を3つとかやると時間的にキツいわ
- 研究室の教官の専門と研究分野をずらすと研究室内で修論仕上げるの楽
- だけど誰一人専門がいない内容をやるとマジでお通夜になる