学部生に統計を教えてなんとなく思ったこと
よくわからないけど統計のTAをやったり,かつどんことid:Rion778やid:xxx6162に教わったりしていたので,周りに統計に詳しいと誤解されている.
合同ゼミで統計手法の選択がおかしいことを,違う研究室の学生に指摘したら質問に来た.
- 作者: 新城明久
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: 単行本
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ぼくのところに統計の質問に来る同じ研究室の学生にも言えるけど,(↑)上の本持ってくるなっての.
この本は(2年前まで)学部の必修講義の教科書だったんだけど,これを持ってくる学生はたいてい,
- この本に書いてある内容が理解できていない
- だからExcelの分析ツールを使って検定をやる
- 基本的にt検定しかできないけど,母分散とかなにも考えていない
- でも統計について別の本を買って勉強しようとする気はない
- できればパソコン上でのやりかた,選択すべき方法を教えてもらうのが目的
の条件に3つ以上当てはまる.
だいたい今日は話を聞いて,かるくRをつかって統計の方法を説明して,どういうデータセットを用意すればいいかを話したけど,帰り際に学生部屋の出口の席の学部生に
何言ってるかわからなかったわー
と小声で言って帰っていった.
・・・そりゃぼくも判別分析なんてやったことないし数学や統計を教えるのは得意じゃないけど,そりゃないだろ.